川д川貞子は死にたいようです
657 名前:1/4[sage] 投稿日:2007/01/22(月) 22:43:39.78 ID:w5eLBbt30
( ^ω^)「カーチャン、今日はこれを使ってみようお」
内藤がスポイトのようなものを取り出した。
J( 'ー`)し「それはなんだい?」
( ^ω^)「使ってからのお楽しみだお」
ブーンが嬉々として、ベッドに飛び込む。
ベッドの上には、すでに全裸のカーチャンが寝転んでいる。
ブーンはカーチャンを仰向けからうつ伏せにさせた。
( ^ω^)「カーチャンは相変わらず若々しいお」
腰を引き、カーチャンを四つん這いにさせる。
突き出されたお尻は肉厚的で白かった。汗でわずかに湿っている。
J( 'ー`)し「いやだよ、相変わらずお前はお世辞がうまいんだから」
川д川貞子は死にたいようです
659 名前:2/4[sage] 投稿日:2007/01/22(月) 22:43:55.56 ID:w5eLBbt30
チーンコーンマーンコーン。
「ああチャイムだ。それじゃ今日はここまで」
壇上の先生はそういうと、あっという間に教室を出て行った。
「あー終わった終わった」
「ねえ、今日カラオケいかない?」
「いいねえ。たまにはパーッと遊ぼう」
「ねえねえ、貞子もいかない?」
川д川「いえ、私は帰ります」
貞子に声をかけた女生徒は、すでに貞子のことなど忘れ、選曲の話題で盛り上がっていた。
貞子はため息をつくと、静かに教室を出た。
660 名前:3/4[sage] 投稿日:2007/01/22(月) 22:44:11.64 ID:w5eLBbt30
学校からの帰り道、貞子はコンビニに寄ってインスタント麺を購入した。
それをボリボリと食べながら家路を急ぐ。
母親は父に逃げられてから、まるで抜け殻のようになっていた。
炊事に洗濯、掃除などはせず、ニートの兄をまるで父のように思い込み、会話に勤しんでいる。
川д川(私も学校をやめないとならないかな)
我が家の家計は減るばかり。母も兄も、それがわかっていながら働こうとはしない。
兄など、「うるさいのがいなくなったから、これで安心してニートができるお」などと嬉しそうに笑っていた。
川д川「この家も手放さなきゃならなくなるよね」
小さな我が家を見上げながら、ぼそっと呟いた。
玄関をあけた瞬間、貞子の耳に声が飛び込んできた。
川д川「な、なんなの」
鼓膜を揺らす声が徐々に輪郭を保ち、ようやくそれが母の悲鳴だとわかった。
強盗か? 貞子は鞄を投げ捨て、声を頼りに廊下を走る。
「ああ、いやあ、見ないで、見ないで」
助けを求める声は、母の部屋から届いてくる。
貞子は身の危険も顧みず、一気に襖をあけた。
661 名前:4/4[sage] 投稿日:2007/01/22(月) 22:44:27.37 ID:w5eLBbt30
J( 'ー`)し「見ないで、見ないでブーン」
( ^ω^)「ふひひひ、もっと出せお、もっと、もっとだお」
洗面器の上に座り込んだ母、その尻から吐き出される茶色い物体、それを嬉しそうに見つめている兄。
貞子は黙って襖を閉めると、自室へと入った。
(*゚ー゚)「みゃおん」
足元に擦り寄る飼い猫を持ち上げ、胸に抱く。
自分の見間違えだ。そんなことあるわけない。
貞子は何度もかぶりを振り、さきほどの光景を頭から振り払おうとする。
川д川「そんなわけない。お兄ちゃんとお母さんが、あんなことするわけない」
胸に抱かれた猫が声を上げる。「見間違いだよ」と、「気にしちゃだめだよ」と。
その夜、久しぶりに母が夕食をつくった。
不思議な臭いのするカレーだった。
「死にたい」。貞子はそう呟いた。
END
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