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( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです


564 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 20:56:44.52 ID:9td03RSK0
( ^ω^)「フン・・・手こずらせやがって、ここにいるとはな」

とある高校、校門の前!
小太りの身体の上に学ランを羽織った男はそこに立つとそう呟いた!
目の前の校庭には塵風が吹き荒れている!
男は程なく大きく息を吸い込んだかとおもうと、大地が裂ける様な勢いで叫んだ!

(#^ω^)「オラアアアアアアアア!出てこいやドクオオオオオッ!!!」

校舎が震えるかのような衝撃!
その怒号に反応し、生徒達は次々と窓から身を乗り出す!

(;゚∀゚)「なんだなんだ!」

(;´_ゝ`)「今のはアイツか!?」

(;`・ω・´)「ドクオとか言ったか!?ドクオといえば確か二年の・・・あっ!見ろ!!」

生徒Cが指差した先には、一人の男がいた!昇降口から校庭に出て、小太りの男の方へ向かっている!
小太りとは対照的に、痩せ型で猫背の体躯である!

そして、二人は対峙する!

565 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 20:57:27.52 ID:9td03RSK0
( ^ω^)「探したぞ、我が最大で至高なるライバル・・・ドクオ!」

('A`)「どうしてここがわかった?」

( ^ω^)「フン・・・そんなもの、おまえの身体から発せられる強大な漢氣をたぐっていけば容易いことではないか」

('A`)「ちっ、しくじったか・・・これでも漢氣を抑えていたつもりだったんだが、おまえには無意味なようだな、ブーン・・・」

(;゚∀゚)「何やってんだ?あいつら」

(;´_ゝ`)「わからん・・・だが、漢氣という妙な単語が聞こえたような・・・」

(;`・ω・´)「漢氣・・・はて・・・」

( ^ω^)「早く戦わせろ!辛抱たまらん」

('A`)「せっかく身体を休められると思ってたのに・・・しょうがねえな」

話をつけた二人は、学ランをたなびかせロータリーの真ん中へと移動する!
生徒達には今一つ把握できない状況であったが、何かヤバいOTOKOがIN!ということだけははっきりと感じられていた!
位置につき構えを取ると、ブーンは言う!

( ^ω^)「さて・・・いってもいいか?」

('A`)「・・・いつでもいいぜ!」

返事に続いてすぐさま雄叫びを上げ、ブーンはドクオに突進する!

566 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 20:58:21.27 ID:9td03RSK0
(;゚∀゚)「ああっ!薄々感じてはいたが・・・」

(;´_ゝ`)「やはり決闘か!」

(;`・ω・´)「・・・」

( ^ω^)「おららららららああ!」

ブーンの両肩から凄まじい勢いで拳が飛び出す!
全てを上半身のしなりでかわすドクオの周りにはその風圧で土埃が舞い踊っている!

('A`)「フンッ!」

無数の拳をドクオは両手で掴み、その数を二つに減らす!

('A`)「ちゃりぁあああ!!」

間髪入れず自身の上体を後方へと倒し、巴投げ気味に上へ投げ飛ばす!
ブーンの身体は遥か中空へ放り出された!
一息も入れずドクオは地面を蹴り、それを追いに跳ぶ!

(;゚∀゚)「な、なんだありゃあ!三階くらいの高さまで飛んでるぞ!?」

(;´_ゝ`)「夢でも見てるのか俺たちは・・・!」

(;`・ω・´)「!・・・そ、そうだ!思い出した!噂には聞いていたが、あれこそ漢氣の力に違いあるまい・・・!」


567 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 20:58:56.71 ID:9td03RSK0
(;゚∀゚)「知っていたのか雷電!?」

(;´_ゝ`)「何なのだ漢氣とは!」

(;`・ω・´)「漢氣とは、誰もが持っているもの!性別に関わらず人類総てが内に秘めている力のこと!」

(;`・ω・´)「ただ、俺たち常人には使いこなす事は至難を極め、ほぼ不可能!資質を持った者、即ち、漢氣使いと呼ばれる者だけが漢氣を使用し、自在に脅威の力を操れるという・・・!」

(;゚∀゚)「その脅威の力、というのが・・・あれか!」

(;`・ω・´)「うむ。漢氣精神力を高める事で身体能力全般を飛躍的に上げる事ができるのだ。全く恐ろしい力よ・・・」

(#^ω^)「おおおおおおッ!」

ブーンの一声で解説は中断された!

(#^ω^)「だあらぁ!」

宙で逆さの体勢のブーンに掴みかかろうとしていたドクオは、サマーソルト気味の蹴りで地面にたたきつけられる!
ドクオの周りのロータリーには、その威力でしぶきと共にクレーターが彫られた!

('A`)「へっ・・・衰えてねえな」

( ^ω^)「おまえもな!」

ブーンが地面に降り立ち、ドクオが反動を付けて起き上がると、闘いは何事も無かったかのように続行された!
拳が舞い、脚が翻り、校舎前はたちまちその姿を月面のように変えていく!

568 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 20:59:40.77 ID:9td03RSK0
(;゚∀゚)「に・・・人間じゃねえ・・・!」

(;`・ω・´)「その通りだ・・・どうやらあいつら、相当な手練の漢氣ストリートファイターだ!」

(;´_ゝ`)「漢氣ストリートファイター・・・?一体それはなんd」

(;`・ω・´)「!見ろ!・・・始まったぞ、あれこそ漢氣の真髄!」

生徒Cが指差した先には、光があった!
距離を置き睨み合う二人の内の一人、ブーンの手にまばゆい光が収束しつつあるのだ!
それは形を変え、イガのようにとがり、その体積を増していく!

( ^ω^)「・・・くらうお」

(;゚∀゚)「ま、まさか!そんなことが!?」

(;´_ゝ`)「有り得るのか・・・こんなことが!」

ブーンが体を振り絞り、同時に光を手に最大に湛えた次の瞬間!

(#^ω^)「漢氣弾!!」

叫びと共に光は人一人程の大きさとなり、一気に腕の振りにより打ち出された!

('A`)「フン・・・流石はブーン、いい漢氣の具合だ・・・だが」

迫る漢氣弾!それに対してドクオは両手を体の前で×の字にし、なにやら力を込める!

569 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:00:10.97 ID:9td03RSK0
(;゚∀゚)「も、もしやあいつも!?」

(#'A`)「・・・漢氣柱ァア!!」

×の字から、逆Vの字に勢いよく振り下ろされる腕!
続いて、ドクオを中心にして光の柱が広がり、突き立つ!
それは大地を震わせ、天の雲を裂き、漢氣弾を弾くように消し去った!
ロータリーに、柱から生み出された砂埃が波紋の如く放射状に波打っていく!

( ^ω^)「・・・」

('A`)「・・・」

顔を打つ砂塵を気にとめず、再び二人は視線をお互いの目に戻す!

(;゚∀゚)「あ・・・あ・・・」

(;`・ω・´)「体内にある漢氣精神力を使えば、確かに攻撃力や守備力を上げる事ができるかもしれねえ・・・」

(;`・ω・´)「だが、漢氣精神力を具現化して放つなんて芸当、そうそうできる奴なんていねえぜ・・・鳥肌が立ってきやがった」

砂埃が止み、柱の威力の反動で浮いていた自身が地に着くと、ドクオはニヤリと笑う!


570 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:00:51.98 ID:9td03RSK0
('A`)「俺のとっておき・・・『漢氣柱』だ。攻防一体のこの技は、何者をもよせつけん」

( ^ω^)「・・・こいつは驚いた。おまえも使えるのか」

('A`)「・・・何?」

ドクオが眉間にシワを寄せた、次の瞬間!

( 'A`)(^ω^ )

ブーンは一瞬にして、眼前までに距離を詰めていた!

(;'A`)「―――!!」

(#^ω^)「大・漢氣柱ぁぁあ!!」

瞬間、ドクオは捉えた!
何もかもがスローモーションで動くなか、
体の芯から溢れるが如く、ブーンの全身が光り輝いていくのを!

(;'A`)「くそっ!」

腕を交差させ、防御にまわる!

(#^ω^)「砕け散れえええええお!」

一声で、どっと柱が突き立つ!

571 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:01:21.75 ID:9td03RSK0
(;゚∀゚)「う、うおおっ!」

(;´_ゝ`)「こ、ここにいる俺達にまで衝撃が伝わってきやがる・・・!」

柱は先ほどの物の大きさを越えて尚も、その半径をぐんぐんと広げていく!
ドクオの体躯は前のめりになりながらも、後ろへと押されるばかりだ!
そのふんばる足がロータリーに刻むラインは、すぐに柱によって消されていく!

(#'A`)「ぐっ、ぐぐぐぐぐ・・・!」

(#^ω^)「おおおおおおおおお!!」

(#'A`)「ぐぐっ・・・俺も・・・使わねばならぬか、更なる力を!」

(#^ω^)「・・・何?」

力を振り絞りながらも疑問の色を示すブーンを横目に、ドクオは防御する全身を更に縮こませる!
そして!

(#'A`)「真・漢氣柱ぁあああ!!」

開放した体!
天に向けられる顔面と両の掌!
校庭に、もう一本の漢氣柱が刺さり立つ!
そしてそれは、ブーンの柱を、土俵際の力士が見せるクソ力のように押し返していく!

(#^ω^)「おおおおおおお!?」

(#'A`)「あああああああああああっ!!」

572 名前:( ^ω^)ブーンは漢氣使いのようです[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:01:52.76 ID:9td03RSK0
(#^ω^)「ぐぅう!おのれええ・・・!極・漢氣柱ぁああ!!」

柱がさらに肥大し、もう一方の柱を飲み込まんとする!

(#'A`)「うおおお・・・!超・漢氣柱ぁああああ!!!」

それよりも大きな力で、飲み込み返さんとする!

(#^ω^)「獄・漢氣柱ぁあああ!!」

(#'A`)「斬・漢氣柱ぁあああああ!!!」

ロータリーを覆い尽くすほどの漢氣の塊!
校舎の壁に迫るまで成長した漢氣の塊!
もはや二つの柱は、傍目から見れば一つとなっていた!
地震のような振動で、校舎はすでにミシミシと音を上げ、崩壊しようとしている!
逃げ惑う生徒達の喧騒!

(;゚∀゚)「腰が・・・抜けて・・・」

(;´_ゝ`)「立ち上がれ・・・ねえ・・・」

(;`・ω・´)「へへ・・・死に際にこんないい勝負を見せてくれたこと・・・感謝するぜ、漢氣使いさん達よ・・・」

573 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:02:11.81 ID:9td03RSK0
(#^ω^)「おおおおおおおお烈・漢氣柱ぁあああああああ!!!」

(#'A`)「あああああああああ焔・漢氣柱ぁああああああああ!!!」

極限!究極!
遂に光の海へと消えていく校舎!
二人の戦いは永遠に続くかのように見えた・・・が!

( ^ω^)「・・・!」

('A`)「・・・!!」

突如、柱を拡げる行為を止める二人!
持続する柱による地鳴りのなか、二人は睨み合い、しかしそれには合わぬ表情を紡ぐ!

( ^ω^)「ふっ・・・」

('A`)「・・・くくくっ」

微笑!
両者の顔には、微笑があった!
極限の勝負!互いの全力をぶつけ合うこの勝負!
互角なのだ!
このまま続けようと、決着がつかないことは既に二人、感づいていたのだ!

574 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:02:36.12 ID:9td03RSK0
( ^ω^)「・・・!」

('A`)「・・・っ!」

だが!
持てる力を出し尽くさない闘い!そこに何の意味があろうか?
険しさを取り戻す双顔!それに続いて!

(#^ω^)「おおおおおおおおおお・・・!」

(#'A`)「だあああああああああああああ・・・!」

両者は漢氣を高め、練り上げ、己の最大限度まで突き詰めていく!悔いを残さぬために!
そのオーラは、光に囲まれたその中でもはっきりと視認できるほど!
地は爆発するかのように震い裂き!天は恐ろしいまでの朱に染まる!
膨れに膨れた柱!もはや柱ではない!壁!
ただそそり立つ壁!

(#^ω^)「行くぜえええええええ!最後の一撃!!」

(#'A`)「勝負だッッ!!!!!」

四つの眼が、燦然と輝き!――――

(#^ω^)(#'A`)『無量大数・漢氣柱ァア!!!!!』

575 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:03:04.87 ID:9td03RSK0
重なる声!
何もかも!
何もかもは光に満ち、色のない世界と化す!
それからしばらく続いた轟音も、光に気圧されたかのように消え!

大地は、沸騰した!!

             ・

             ・

             ・

深淵なる宇宙空間。
緑の星、地球だったものは、宇宙に漂う幾多もの欠片となっていた。
そこに、寄り添うように浮かび、欠片の間を流れていくものが二つ。

576 名前:閉鎖まであと 0日と 23時間[] 投稿日:2007/01/22(月) 21:03:42.13 ID:9td03RSK0
( ^ω^)「・・・」

('A`)「・・・」

ブーンとドクオだ。
衣服が吹き飛び、生まれたままの姿となった二人は、視線を酌み交わす。

( ^ω^)「フッ・・・いい勝負だったな・・・」

('A`)「ああ・・・今までで最高の漢氣ストリートファイトだったぜ・・・」

そう言うと、二人は微笑み、お互いの手を硬く、強く握り合った。

( ^ω^)('A`)『我が生涯に一片の悔い無し!』

命を懸けた闘いによって育まれた、固い絆。
つながった二人の影は、遥か遠く燃え盛る太陽に次第に引き寄せられ、
真紅を背景に、どこまでも、どこまでも、小さく・・・


よっしゃあああッ!! THE ENDォオ!


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