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821 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 19:52:50.51 ID:fPWDo+8bO
pm 5:42

【トロピカル州-ウェストナイト山】

ウェストナイト山は、大量の大木が立ち並び、まるで古代の原生林のような森にうめつくされていた。

その綺麗な緑色の山をオレンジ色の夕日が照らし出す様はまるで有名な風景画のようだ。

その美しい山林を、リュックを背負った登山者のような者達が麓を目指し突き進んでいる。

三人組の若い男達だ。彼らは息を切らしながら足を進めている。

何かに怯えているのか時々後ろを振り向いては、額の汗を拭う。

「完全に日が暮れるまでの時間は!?」

髭を生やした男が、興奮気味に仲間に尋ねた。

「あと30分もあれば完全に暗くなる。急ぐぞ!」

目つきが鋭い、猛獣のような男がその問いに答えた。

もう一人いる男は先程から何も喋らずに、ただ黙々と足を動かしている。

彼らは色々な障害物に邪魔をされながらも進行速度を今までより更に上げた。

まるで何かから逃げるように。

822 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 19:53:45.14 ID:fPWDo+8bO
pm 6:18

先程までの美しい夕日は完全に沈み、山を照らすのは僅かな月の光のみとなった。

若干速度は落ちたが、男達は枯れ木や枝に邪魔されながらも未だに走り続けている。

「おい…見ろ!小屋があるぞ!」

先程から黙りこくっていた男が急に声を発した。

「暗闇をこれ以上走るのは危険だ。今夜はあそこで過ごそう」

髭を生やした男はそう言うと、他の男達の顔を見回す。
他の男達は黙って頷いている。

外観は古めかしい森小屋だったが、中は多少カビ臭いだけでそれなりの状態であった。

「アイツが来ない事を祈るとしようか…」

先程までは猛獣のような眼をしていたガッシリとした男が、今はまるで捨てられる子犬のような哀れな目つきになっていた。

真っ暗な小屋の中を照らしているのは、小さなランタンの光だけだ。

カビ臭い小屋の中央でランタンを円く囲み、お互いの顔を見つめ合う彼らの中に言葉を発する者は一人もいない。

823 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 19:54:16.33 ID:fPWDo+8bO
この小屋に入ってどれほどの時間が経ったのだろうか?

五分という短い時間が十分にも二十分にも感じていた彼らは精神的に追い詰められていた。

その時、突然真っ暗な小屋の中に大きな音が響き渡る。

心身共に衰弱している時に突然何かの音が聞こえた彼らは、音の発信源を特定出来ずにいた。

髭を生やした男がランタンを持って窓に向かう。

汚れた窓ガラスを服の袖で拭いて外を眺めるが、飽きる程見てきた木々の他に何も見える物はない。

その時また大きな音が鳴り響いた。

今回の音で彼らは音の発信源の特定に成功する。

音が鳴っているのは外ではなかった。

屋根の上だ。

824 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 19:55:05.40 ID:fPWDo+8bO
これだけの短い部分だけど、深い山林や綺麗な景色を描写出来てるか?

831 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 20:04:27.82 ID:fPWDo+8bO
>>826
読みやすさを考えて開けていたが、逆に読みにくい?

>>829
把握

841 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 20:13:21.11 ID:fPWDo+8bO
>>834>>836
把握

直してくる

847 名前:直してみました。[] 投稿日:2007/02/15(水) 20:21:53.68 ID:fPWDo+8bO
pm 5:42

【トロピカル州-ウェストナイト山】

ウェストナイト山は大量の大木が立ち並び、まるで古代の原生林のような森にうめつくされていた。

その鮮やかな深緑色の山をオレンジ色の夕日が照らし出す様はまるで有名な風景画のようだ。

その険しい山林を、リュックを背負った登山者のような者達が麓を目指し突き進んでいる。

三人組の若い男達だ。彼らは息を切らしながら足を進めている。

何かに怯えているのか時々後ろを振り向いては、額の汗を拭う。

「完全に日が暮れるまでの時間は!?」

髭を生やした男が、興奮気味に仲間に尋ねた。

「あと30分もあれば完全に暗くなる。急ぐぞ!」

目つきが鋭い、猛獣のような男がその問いに答えた。

もう一人いる男は先程から何も喋らずに、ただ黙々と足を動かしている。

彼らは色々な障害物に邪魔をされながらも進行速度を今までより更に上げた。

まるで何かから逃げるように。

849 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 20:22:57.28 ID:fPWDo+8bO
pm 6:18

先程までの夕日は完全に沈み、山を照らすのは僅かな月の光のみとなった。

若干速度は落ちたが、男達は枯れ木や枝に邪魔されながらも未だに走り続けている。

「おい…見ろ!小屋があるぞ!」

先程から黙りこくっていた男が急に声を発した。

「暗闇をこれ以上走るのは危険だ。今夜はあそこで過ごそう」

髭を生やした男はそう言うと、他の男達の顔を見回す。
他の男達は黙って頷いている。

外観は古めかしい森小屋だ。中には毛布が何枚か置いてあるが、逆に言えば小屋には毛布しかなく、壁と屋根があるだけで小屋の外よりはマシと言った程度の物だ。多少のカビの臭いが男達の鼻を刺激する。

「アイツが来ない事を祈るとしようか…」

先程までは猛獣のような眼をしていたガッシリとした男が、今はまるで捨てられる子犬のような哀れな目つきになっていた。

真っ暗な小屋の中を照らしているのは、小さなランタンの光だけだ。
カビ臭い小屋の中央でランタンを円く囲み、お互いの顔を見つめ合う彼らの中に言葉を発する者は一人もいない。

851 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/15(水) 20:23:54.66 ID:fPWDo+8bO
この小屋に入ってどれほどの時間が経ったのだろうか?
五分という短い時間が十分にも二十分にも感じていた彼らは精神的に追い詰められていた。

その時、ランタンの光があるだけの真っ暗な小屋の中に大きな音が響き渡る。
心身共に衰弱している時に突然何かの音が聞こえた彼らは、音の発信源を特定出来ずにいた。

髭を生やした男がランタンを持って窓に向かう。
汚れた窓ガラスを服の袖で拭いて外を眺めるが、飽きる程見てきた木々の他に何も見える物はない。

その時また大きな音が鳴り響いた。

今回の音で彼らは音の発信源の特定に成功する。
音が鳴っているのは外ではなかった。

屋根の上だ。



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