731 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/03(土) 12:26:08.54 ID:lnEPzLrZ0
(状況:転校してきたクーの挨拶と朝のSHRが終わった直後
まだ書いてないんだ、ゴメンナサイ)
高校生ともなれば、流石に転校生でキャーキャー騒ぐこともなくなる。
最初こそは好奇心で話しかける生徒もいたが
5分もすれば、クーの周囲に人はいなくなっていた。
( ,,゚Д゚)「クーっていったか、どうにも受け答えが冷たいな。
んー、あんまり人と接するのに慣れてねぇとか?」
( ^ω^)「そんな感じかもしれないお」
( ,,゚Д゚)「まぁいいや、俺はジョルジュの回収行ってくる」
('A`)「うぃ、写し終わったぜ。
後で欲しいパン言ってくれ、昼休みに買いに行ってやっから」
( ^ω^)「おっおっ、把握したお」
ノートを受け取る。
と、そこで視線に気付いた。
川 ゚ -゚)「…………」
クーがこちらを見ている。
その双眸は細く、まるで睨みつけるように。
732 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/03(土) 12:27:09.95 ID:lnEPzLrZ0
(;^ω^)「え、えと……何か?」
疑問の声に対して、彼女は一言で答えた。
川 ゚ -゚)「……好きだ」
( ^ω^)「え?」
('A`)「は?」
( ,,゚Д゚)「ん?」
_
( ゚∀゚)「お?」
静まり返る教室。
まるで時間が止まってしまったかのような状況。
(;^ω^)「……えーっと、何と仰いましたですかお?」
川 ゚ -゚)「一目惚れした。 君が好きだ」
733 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/03(土) 12:28:03.23 ID:lnEPzLrZ0
(;,,゚Д゚)「お……」
_
(;゚∀゚)「おおおおぉぉぉぉ!?」
ジョルジュの雄叫びを筆頭に、教室内に火が点いた。
ほぼ全員が驚きの声を発する。
相手がブーンだから、というのもあるが
それよりも転校初日……しかも教室に入って数分での告白は前代未聞であった。
_
(;゚∀゚)「マジかよ! どんな速攻告白だよ!?」
( ,,゚Д゚)「すげぇストレートだな」
川 ゚ -゚)「好きだから好きだと言う。 別におかしいところは無い」
( ,,゚Д゚)「いやまぁ、確かにそうだけど」
ギコよ、この状況を楽しそうにしているのは気のせいか?
734 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/03(土) 12:29:06.61 ID:lnEPzLrZ0
('A`)ノ「異議あり!」
叫んだのはドクオ。
('A`)「こんな美人が、ブーンなどに惚れるわけがない!
よってこの告白は俺に対するものだと判断する!」
_
(;゚∀゚)「はい?」
( ,,゚Д゚)「あまりのショックに思考回路がおかしくなってやがる」
('A`)「さぁ、クーさん! 俺とピリオドの向こうへ! ハァハァ」
ガシリ、とクーの白い手を掴もうとした瞬間
_ 川 ゚ -゚) 触るな
/ ) ドゴォォォ _ /
/ ,イ 、 ノ/ ―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・ ('A`〈__ > ゛ 、_
| | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \
| | `iー__=―_ ;, / / /
(!、) =_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
_
(;゚∀゚)「ドクオォォォォォ!!」
735 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/03(土) 12:30:27.71 ID:lnEPzLrZ0
まるで糸の切れたマリオネットのように。
ドクオはその場に崩れ落ちた。
(;,,゚Д゚)「何つー蹴りだよ、おい……」
喧嘩には自信があるはずのギコでさえ、その迫力に気圧されていた。
('A`)「女に蹴られて死ぬ、か……こういう人生もまた、良い……ガクッ」
_
( ;∀;)「ドクオー!!」
( ,,゚Д゚)「保健委員だれよ?」
_
( ゚∀゚)「あ、俺だった。 まぁ、めんどいから放っておこうぜ。
ってかブーンはどうした?」
( ω )「…………」
( ,,゚Д゚)「ブーン?」
_
(;゚∀゚)「こ、こいつ……!」
(;,,゚Д゚)「座ったまま気絶してやがる……!!」
_
( ;∀;)「メーデーメーデー! 保健委員! 早く保健室へぇぇぇ!!」
(;,,゚Д゚)「いや、だから保健委員はお前だろーが!」