158 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:14:33.46 ID:E+1jQDj10


从;゚∀从「も、もしかして!オラオラですか〜〜っ!?」

川;゚ -゚) 「オラ? …何を言っている?」

从*゚∀从「さあクー……思う存分やってくれ」

川 ゚ -゚)「何を」

从 ゚∀从「オラオラ」


川;゚ -゚)「…オラオラ?」

从 ゚∀从「オラオラ」

川 ゚ -゚)「………波?」

从;゚∀从「波?」

川;゚ -゚) 「いや…スペイン語で…」

从 ゚∀从「そうかい…」

从*゚∀从「しょうがねーなぁ!もう!じゃあ教えてやるよ!オラオラってのは」

川 ゚ -゚)「だが断る」

159 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:15:17.27 ID:E+1jQDj10

とまあそんな微笑ましい二人は置いておいて

世界には…謎が溢れている

そんな謎に惹かれ、誰もが何かを追い求める

昔…尋ねてみた事がある、私達が求めるのは何なのだろうかと

『男の浪漫さ…解明する事じゃない、それ自体が生きがいなんだ』

知人の台詞だ

私、コッチ・ミルナも…そんな謎を追う一人であった

………。

( ゚д゚ )「…ここか」

私は今とある小さな田舎町に来ている

無論、ここにある『謎』を知る為だ


160 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:15:59.75 ID:E+1jQDj10

( ゚д゚ )「…怪人…ねぇ」

その話を聞いたのは数日前…

ある地域で
夜な夜な街を徘徊する怪人が現れるという噂を耳にした

( ゚д゚ )「…ただの変人か何かだろう」

そう軽く口にする
ただの独り言のつもりだったが…
隣に座る老人は会話を続けた

/ ,' 3 「いや…それがどうも違うらしいぞ…?」

( ゚д゚ )「…どういう意味です、チノフ老」

/ ,' 3 「これを聴いてみろ」

そう言い渡されたのは古いレコーダーだった

/ ,' 3 「これは現地で録音されたものじゃ…」

( ゚д゚ )「拝借」

早速、私はそれの再生ボタンを押した

162 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:16:59.27 ID:E+1jQDj10

一瞬、大きく鳴るノイズ

…続けて何かが聴こえ始める

( ゚д゚ )(…足音、か)

―――ん

誰かの息遣いと、規則正しい足音が聴こえる

( ゚д゚ )(ふむ…特におかしい所は無さそうだが…)

チ――――

軽いノイズに混じる雑音…いや、これは


( ゚д゚ )(声…なのか?)

耳を澄ます


163 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:17:54.76 ID:E+1jQDj10

チ――ん……珍種―――っ――シュ―――

( ゚д゚ )「!!」

突然、はっきりとその声が聞こえてきた

(;゚д゚ )「あ……あ……この…この声は…」

/ ,' 3 「…やはり……知っていたか…」

そう…この声を発する生物はただ一つ

( ゚д゚ )「伝説の生物…シュッシュー!!」


『シュッシュー』


その名は浪漫ハンターならば知らぬ者は存在しない!

…とまで言われるほど有名な、珍種中の珍種


167 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[そんな始まり知らんがな] 投稿日:2007/01/21(日) 18:21:17.08 ID:E+1jQDj10
姿は人に似ているやら馬の様やらと情報が飛び交い、詳しくは分かっていない
だが唯一わかっていることもある…それは鳴き声だ

その生物はまるで自らを誇示するように「珍種ーっ」と鳴く事が確認されていて
実際、ハンター達の中でその声を聴いた者は多い

( ゚д゚ )「その町は…どこにあるのですか?」

/ ,' 3 「ハンターズロードを5つ目で下り、鶴亀山脈を目指せ…そのふもとじゃ」

( ゚д゚ )「わかりました、ではチノフ老…また」

/ ,' 3 「おう…無事に帰ってくるんじゃぞ」

( ゚д゚ )「はい、それはもちろん」

( ゚д゚ )「失礼します」


/ ,' 3 「ふふ…真っ直ぐな…いい瞳をしておる、あやつならやるやもしれぬな」

彼が去った後に残るのは、少し楽しそうな老人の呟きだけだった…


こうして…ミルナはシュッシューを求め旅立った

…まさかこれが…
彼の長い永い旅の始まりになるとは…まだ誰も知るはずも無かった

つづく、、、I

168 名前:閉鎖まであと 2日と 2時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 18:24:51.63 ID:E+1jQDj10
以上です
続きません




  ←戻る ↑home