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711 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:31:15.20 ID:ouk+O6oaO

お題出来たので投下。

( ^ω^)「納豆でダイエットするお!」
「こみあげろ我が上腕二頭筋!」
川;゚ -゚)「はやくトイレから出ろ!(私が)間に合わなくなっても知らんぞおおおお!!」



ある日のあるアパートのある一室。

出っ張ったお腹が特徴的な男性、ブーンは半纏を羽織り、こたつに足を突っ込み、蜜柑を剥きつつ、目の前のテレビを見入っていた。
「納豆には素晴らしいダイエット効果があることが、○○博士の研究論文により発表されました」

「この論文によると納豆のーーーーに含まれるーーーーが人体のーーーーをーーーーすることがーーーー」

( ^ω^)「凄いお!日本の食品は偉大だお!」

口一杯に頬張った蜜柑の果汁を撒き散らしながら、ブーンはその番組の内容に感心した。


712 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:32:32.62 ID:ouk+O6oaO

( ^ω^)「納豆を食べれば僕のこの少し出っ張ってしまったお腹も、少し鈍り気味の腕や足も、元通りになること請け合いだお!」

なんという直結理論。
これは間違いなく単細胞。
急いでこたつから抜け出して、ブーンはスーパーへと向かった。

( ^ω^)「えーと・・・・・・納豆納豆・・・・・・」

スーパーに到着したブーンは、早速納豆を探して食品売場へと向かう。

(;^ω^)「な、何だお!?あの人だかりは!」

一カ所で揉み合うおばちゃんの群れを見て、ブーンは驚愕した。
そしてそこが納豆売り場であることを悟る。
恐らくはブーンと同じく番組を見て駆け付けたのだろう。
すでにそこは壮絶な戦場と化していた。


713 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:33:40.39 ID:ouk+O6oaO

( ^ω^)「こうしちゃいられんお!」

ブーンは意を決しておばちゃん達の群れに突っ込んだ。

「ちょっと何よアンタ!割り込まないでよ!」

(#^ω^)「うるさいお!そっちが退けお!」

おばちゃんから押し返されながらも、ブーンは懸命に前を目指す。

が、相手もなかなかの猛者だ。
ブーンに勝るとも劣らない身体でブーンを阻む。

「邪魔よ!」
(;゚ω゚)「ぐへッ!」

おばちゃんの強烈なエルボーがブーンの腹に突き刺さる。

が、ブーンの柔軟な脂肪がそのダメージを軽減し、何とか踏み止まった。

絶え間無くおばちゃんの爪がブーンの顔を引っ掻き、おばちゃんの足がブーンの足を踏み付け、おばちゃんの唇がブーンの唇を奪う。
しかしブーンは諦めなかった。


714 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:36:06.82 ID:ouk+O6oaO

言い忘れた。後半は食事中の人は気をつけて。



(#゚ω゚)「僕の邪魔をするなぁッ!!」

グン、と伸びた手が、遂に五つのパックが纏められたお得用の納豆を掴み取る。
左手も伸ばしてもう一つ。
横取りされないように抱え込みながら、おばちゃん達の群れを抜け、レジに走り、会計を済ませる。

(*^ω^)「やったお!これで僕のスマートボディが帰ってくるお!」

ブーンは満面の笑顔で帰宅し、早速納豆一パックを食べた。

( ^ω^)「こみあげろ!我が上腕二頭筋!」

未だプルプルとした二の腕に力を入れ、ブーンは直ぐにやってくるであろう自分の軽量化に胸弾ませたのだった。


715 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:37:01.04 ID:ouk+O6oaO

数日後。

「□□テレビの番組内容に、虚偽の部分があったことが判明しました」

「これによると虚偽の部分があったのは納豆のダイエット効果について報道した番組でーーーー」

こたつに足を突っ込み、蜜柑を手に持ったままのブーンは、開いた口が塞がらなかった。

(#^ω^)「何と言う事だお・・・・・・」

ワナワナと拳を震わせ、嘘をついたテレビ番組に、そしてその番組を制作したテレビ局に、怒りが込み上げる。


716 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:38:26.10 ID:ouk+O6oaO

正直な話、ブーンは納豆が好きではない。
いや、むしろ嫌いである。
それでもその驚異的なダイエット効果の為ならば、
と頑張っておばちゃんに揉みくちゃにされ、食べたのだ。

それが嘘?

じゃあ僕のスマートボディは?
こみあがる上腕二頭筋は?その先に待っている(はずの)モテ期は!?

(#^ω^)「ふっざけんじゃねぇお!」

ブーンは切れた。
こたつをひっくり返し、テレビを蹴飛ばし、それでも怒りは収まらず蜜柑を握り潰す。

握り潰した勢いで蜜柑の皮の汁が目に入り、ブーンは暫く部屋中を転げ回った。


717 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:39:20.98 ID:ouk+O6oaO

( ‐ω‐)「・・・・・・」

ようやく刺すような痛みから解放されたブーンは、自らがめちゃくちゃにした部屋を見て、無性に虚しくなった。

( ‐ω‐)「・・・・・・僕は何をやっているんだお」

結局の所、テレビ番組に良いように振り回されて馬鹿をみただけである。

ふと部屋の角に設置されたコンロと流し台だけというシンプルな台所を見遣ると、
そこにはまだ複数残った納豆パックが置かれていた。

再び沸々と苛立ちが沸いてくる。

(#^ω^)「こうなったらやけ食いだお!」

ブーンは納豆パックを引っつかみ、黙々と食べ始めた。


718 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:40:16.39 ID:ouk+O6oaO

ところ変わって住宅街。

「ねぇ、聞いた?あの納豆ダイエットの番組の話」

世間話が生き甲斐の主婦達が、雑談を交わしていた。
そこに一人の女性が通り掛かる。

「あ、クーちゃん!」

それを見逃さず、主婦はクーと呼ばれた女性を会話に巻き込む。

「見た?あの番組の話!納豆ダイエットが嘘だったって!」

クーはやや笑いながら答える。

川 ゚ ー゚)「ええ、見ました。納豆だけで痩せられるはず無いのに、
やっぱり情報は見極めないと駄目ですよね。」

どうにも絡み辛い返答をわざと返して、クーはその場を去り、自宅へと戻った。


719 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:44:44.36 ID:OkPjrJ1A0

>>709>>710
・クス
まぁ新参だけどがんばるわ


720 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:46:51.86 ID:c5bbbne0O

終わったら投下するかな。



721 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:47:50.69 ID:ouk+O6oaO

そう。
納豆だけで痩せられるはず無い。
情報は見極めないと駄目だ。

自宅のドアを開け、玄関で靴を脱いで入ったクーは、。

川;゚ -゚)「・・・・・・」

リビングのテーブルに積まれた、
100個は超えそうな納豆パックを見て溜め息をついた。

川;゚ -゚)「・・・・・・我ながら間抜けな光景だな・・・・・・」

テレビ番組を見た直後、クーは直ぐさま納豆を買いあさった。
元々納豆は大好きだったし、ダイエットにもなると聞けば女性として黙ってはいられなかった。
結果、こんな状況になってしまい、クーは頭を悩ませていたのだ。
既に醗酵しているとはいえ、納豆にだって賞味期限はある。
早く手を打たないと捨てる羽目になるだろう。
しかしいかに納豆のダイエット効果が嘘だったとしても、捨てるのは忍びない。
川;゚ -゚)「・・・・・・」

散々考え抜いた末。

川 ゚ -゚)「・・・・・・食べるか」

やっぱりやけ食いに走るのだった。


722 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:48:38.95 ID:ouk+O6oaO

そして数時間後。

(;゚ω゚)「ウッ!」

納豆を一度に大量に食べた人なら分かるが、
あんなもん単品で大量に食ったら、吐き気が猛烈な勢いでやってくる。

しかも納豆が嫌いなブーンならその衝動たるや凄まじい。

込み上げる胃液。

口を押さえ、ブーンはトイレに走った。

が、

「入ってマース!後にして下サーイ!」

ブーンのアパートの共同トイレは使用中。

「ビックでーす!暫く出れませーん!」

やたらカンに障るトイレの中の人が出る様子は無い。
待っていられない!

ブーンは近くの公園へと駆けた。


723 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:49:39.28 ID:ouk+O6oaO

同じ頃。

川;゚ -゚)「・・・・・・マズイな・・・・・・」
未だにリビングのテーブルを半分以上占拠している納豆パックを見つめ、クーはお腹を押さえた。

順調に納豆を食べていたクーだったが、ここにきて腸が悲鳴を上げたのだ。

ジワリと顔に脂汗が浮かぶ。

川;゚ -゚)「・・・・・・」

無言でトイレに向かうクー。

そのドアノブに手を掛ける。

開かない。開かない。開かない!

川;゚ -゚)「何で!?」

既に決壊寸前に追い込まれたお腹を摩り、内股になりながら、クーは鍵が掛かってしまっているドアノブを握り締めた。

駄目だ。閉まっている理由を考えている暇はない!

クーは近くの公園に駆けた。


724 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:51:06.83 ID:ouk+O6oaO

ブーンとクーは同時に公園に到着した。

片や口を押さえ、顔を真っ青にしている男性。

片やお腹を押さえ、内股で震える女性。

互いの目的はすぐにわかった。

この公園でたった一つの男女兼用公共トイレに、二人は我先にと走った。

(#゚ω゚)「んー!」
川#゚ -゚)「私が先だー!」

そして同時にトイレに駆け込み・・・・・・。





(´・ω・`)「いいよ・・・・・・ドクオ・・・・・・」
(*'A`)「ら、らめぇ!も、もう・・・・・・アッー!」



(;^ω^) 川;゚ -゚)「・・・・・・・・・・・・」

悲惨な光景を目の当たりにした。



727 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:52:20.18 ID:ouk+O6oaO

沈黙。

(;゚ω゚)「んぐっ!」
川;゚ -゚)「くっ、しまった、腹の力を・・・・・・」

全く予想外の出来事に二人は一瞬力を抜いてしまい、限界に急接近してしまう。
もはやなりふり構っていられなかった。

(#゚ω゚)「むー!」
川#゚ -゚)「どけぇ!」

(;´・ω・`)「グエッ!」
(*'A`)「イヤン!」

素っ裸でまぐわいあう二人の男性を蹴り飛ばし、二人は互いを便座のある個室から追い出そうとする。

(#゚ω゚)「むー!んんー!」
川#゚ -゚)「はやくトイレから出ろ!(私が)間に合わなくなっても知らんぞおおおお!!」

二人は互いに譲らない。

ブーンはこみあがることのなかった上腕二頭筋を奮いクーのお腹を、
クーはもはや股間を手で押さえ、足でブーンを押し出そうとブーンのお腹を、
それぞれ思い切り押した。


728 名前: 愛のVIP戦士 2007/02/01(木) 12:53:50.40 ID:ouk+O6oaO

(;゚ω゚) 川;゚ -゚)「アアアッ!らめぇェェェッ!!」


ーーーーーーーー暫くお待ち下さいーーーーーーーー


数分後、異臭騒ぎに駆け付けた警官によって、あられもない姿の四人が発見され、
公園のトイレは暫く誰も使わなくなったという・・・・・・。




以上。
なんか中途半端なギャグの中途半端なオチになってしまった。
お題提供者の皆スマン。



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