クマは冬眠するようです



394 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 01:54:38.84 ID:KHHkU9lcO
――進もう、神々の待つ所へ、我々を侮辱した敵の待つ所へ。
――賽は、投げられた。


翼を持った男が舞い降りてくる。
その姿をみて、どよめく兵士達。

( ゚ω゚)「お前達に、忘れ物を届けに来たお」

男の手にする得物はラグナロク。
世界の終わりを意味する、伝説の剣。

――一閃。

後に残るのは、永遠の眠りへと堕ちる者達。

「使徒」を敵にする事。
すなわち、「神」に牙を向ける事。


だが、これは一方的な殺戮であった。

395 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 01:58:15.61 ID:KHHkU9lcO
大部分が消え去り、「使徒」も剣を戻した。

( ゚ω゚)「忘れるな。我等はいつも見ているお」

最後に警告を発し、消え去る。
残された者はみな、暫く動けなかったと言う。


(;^ω^)「ふぅ、久々の戦闘で疲れたお・・・すこし寝るかお」

彼の家がある雪山に戻り、一言呟き眠りに落ちる。

( -ω-)「・・・zzz」


――が、眠っている彼に忍び寄る影があり・・・


      バクッ


食べた。


そう、これから寒さの厳しい季節である。
餌を確保し、準備を終えたクマは、ゆっくりと眠りについた。


〜クマは冬眠するようです〜



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