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( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ )


943 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:42:37.44 ID:n7OJy9TbO
全身をすっぽりと包む黒いコートを着てその目にはサングラスをかけた男が、豪華絢爛を極めた都市の裏路地を歩いていた。

( ^ω^)「……」

この男、内藤ホライゾン。年齢は十代後半と言った所だろう。

いくら大都市とは言っても、裏路地と言うのはどこも暗いもので少なからずアングラ感が滲み出ているものだ。

内藤はそんな裏路地を、コツコツと足音を立てながら歩いている。

その時、不意に内藤の前に一人の男が現れる。

―――突然現れた男は、見たところスーツを着込み上流階級の雰囲気を漂わせている。

( ^ω^)「モララー………」

( ・∀・) 「ブーン……。いい加減、組織に戻れ」

ブーン(内藤の事だろう)とモララーと呼ばれる男は、どうやら知り合いのようだ。

( ^ω^)「オマエは……今さらそんな事を言いに現れたのかお?」

( ・∀・) 「………」

無言の圧力。
モララーと呼ばれたその男は、内藤とは年もそんなに変わらないと見える。
だが、眼力とでも言うのだろうか。その威圧感は内藤のそれを圧倒していた。

944 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:43:05.79 ID:n7OJy9TbO
( ・∀・) 「返事は……ノーか?」

( ^ω^)「消えろお」

モララーが内藤に背を向け内藤の視界から消えた時だった。

大勢の武装した人間が内藤の近辺からわなわなと現れた。

ある者は裏路地を形成している建物の影から。

ある者はその建物の内部から。

( ^ω^)「………」

内藤がコートを脱ぎ捨てる。

―――コートが宙に舞ったその瞬間

無数の銃弾が内藤がいる場所目掛け突進を始めた。

銃弾の出どころは言うまでもない。

五秒間、僅かに五秒程だが爆音と閃光があたりを包む。

945 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:43:37.81 ID:n7OJy9TbO
大勢の人間の中の一人が弾を放つ事を止めると、その隣の人間も止める。

隣の人間の銃が沈黙すると、またその隣の人間の銃も沈黙を始める。

次第にその連鎖が広まり、全ての銃が鳴り止んだ。

裏路地には煙が立ちこめ、先程までの静寂を取り戻した。

―――だが、その静寂もその次の瞬間には壊された。

( ^ω^)「………」

静寂をぶち壊したのは内藤だった。

コートを脱ぎ捨てた彼は、瞬時に大きく跳躍したのだろう。

―――高さにして三十メートルはある屋上に飛び乗るなど、にわかには信じられない、否。
"常人"には不可能だが。

彼は建物の屋上から、どこに隠し持っていたのかサブマシンガン二丁を乱射しながら飛び降りてきたのだ。


先程まで内藤の抜け殻のコートに銃撃をしていた人間の体に無数の穴が開いていく。

一人。二人。三人。……………。

彼は路地に着地する。

―――三十メートルはある屋上から飛び降り、着地をする。
こんな芸等も"常人"には無理だろう。

946 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:44:09.46 ID:n7OJy9TbO
( ^ω^)「………」

着地をしたと同時に、近くの人間に回し蹴りを見舞う。

彼に蹴られた人間は、綺麗に宙を舞って壁に体を打ちつけた。

その時、彼の眉間に至近距離から一発の弾丸が放たれた。

距離にして五メートル。

―――"常人なら"間違いなく死ぬだろう。

( ^ω^)「……」

内藤は手を着かずに側転(側宙と言うやつだろうか)をし、難なく銃弾を避ける。

銃弾を避けたと同時に内藤は自分の横にある壁を蹴り、反動をつけて横に跳躍し銃撃者に接近する。

内藤は宙に浮いたまま銃撃者の頭部を蹴り、その運動エネルギーをすべて余す所なくぶつけた。

残る襲撃者は一人。銃を右手に震えている。

震えて内藤を見ている者の視界から内藤が消える。

次の瞬間には、自分の右手にあった銃が内藤によって自分の眉間に突きつけられていた。

947 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:44:30.92 ID:n7OJy9TbO
( ^ω^)「次は容赦しないって、帰ってモララーに伝えろお」

震えて首を縦にふる襲撃者。内藤が銃を返すと、その哀れな襲撃者は泣きながらどこかへと消えて行った。

内藤は身なりを整え、煙草に火をつける。

948 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:45:42.42 ID:n7OJy9TbO
ーバーボンハウスー

内藤がドアを開けると、独特な鈴の音が店内に鳴り響く。

(´・ω・`)「………お帰り」

カウンターにいるこのバーのマスターと思わしきこのしょぼくれた顔をした男は二十代前半か?

川 ゚ -゚)「コートはどうした?」

カウンターに座ってマスターの前にいるこの銀色の長い髪を持った美しい女性は内藤と同じ位の人間に見える。

( ^ω^)「コートはどっかに無くしたお」

内藤は美しい女性の隣に座る。すると、マスターがテキーラを内藤の前に置いた。

川 ゚ -゚)「……あっそ」

( ^ω^)「…まったく、クーに嘘はつけないお。モララーの奴らに襲われただけだお」

女性の名はクーと言うらしい。

(´・ω・`)「お疲れさま。リミットは大丈夫かい?」

( ^ω^)「マスター、僕は自分でここに歩いて来たんだお」

(´・ω・`)「…確かに。リミットはしっかり守ったみたいだね」

950 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:47:28.86 ID:n7OJy9TbO
川 ゚ -゚)「……お客さんのようだぞ」

クーがバーの入り口を見つめる。

その直後に開いたドアの先にいた男は、たくましい中にも見た目からユーモアが感じられる男だった。

( ゚∀゚)「また派手にやりやがって」

( ^ω^)「すみませんお」

(´・ω・`)「誰だい?」

マスターが内藤に問う。

( ^ω^)「長岡さん。刑事さんだお」

川 ゚ -゚)「あなたが内藤の協力者ですか」

( ゚∀゚)「いかにも。私達にとっても奴らは潰すべき存在だからな」

951 名前:( ^ω^)ブーン達はDouble Heroesなようです(・∀・ ) [] 投稿日:2007/01/29(月) 01:47:51.43 ID:n7OJy9TbO
(´・ω・`)「刑事さん、まさか僕達を逮捕したりしないよね?」

マスターが笑いを含め長岡に話をふる。

( ゚∀゚)「あ〜あれだ。本当は逮捕でガス室なんだが、『ちょうほうきてきそち』ってやつかな」

川 ゚ ー゚)「なかなか面白い人だな」

( ^ω^)「僕が言った通りだお?」

この四人の間に暖かな空気が流れていた。

( ゚∀゚)「で、約束は覚えてるか?」

唐突に長岡の声が真剣そのものに変わる。

( ^ω^)「もちろんだお」

長岡に合わせて内藤の目つきも鋭くなる。

(´・ω・`)「何の事だい?」

( ^ω^)「僕やクー、モララーの体の事だお」

〜第一話end〜




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