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('A`)ドクオがちくわで戦い抗うようです



742 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:16:45.00 ID:2BdG5ps10
彼は無心に貪っていた。
齧り付く。噛む。砕く。磨り潰す。飲み込む。
その姿はまさに獣だった。
辺りには、にちゃり、と食物を咀嚼するような、気味の悪い音が響く。

太陽の光は男の周りを避けるように筋を伸ばす。
日が中天に差し掛かる時刻であるが、辺りは暗い。
立ちそびえるビルが壁となり、
辺りの空間を闇に包んでしまっているのだ。

ビル裏の路地。
昼間だというのに、人通りは無い。

彼は屈み込み、地面に向かって必死に齧り付いていた。
口を大きく開ける度に、白く長い犬歯が覗く。
その牙を、目の前の肉に対して突き立てる。
歯を通して、そぶり、という肉を裂く感覚が彼の脳髄に突き刺さる。

彼にとって心地良い感覚であった。
目の前の肉がまた一つ千切れる度に、巻き起こる昂揚感。
本能に従うままに得られる快楽。
それは、食欲とも性欲とも言えない彼の異常な欲望を満たしていた。

743 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:18:01.16 ID:2BdG5ps10
「…ふっ」

声がした。
彼の背後からだった。
小さく吹き出すように嘲うような声だ。

('A`)「くっくっく……汚ねえな。まるでハイエナみてえだ」

( ^ω^)「…今、誰か僕を笑ったかお?」

彼は咀嚼を止めて、声のするほうへと振り返った。
気がつけば、背後には黒ずくめの細身の男が立っている。
黒のハットに、黒のブーツに、黒のトレンチコート。
その暗色の装いは、その細い体形をさらに際立てていた。

('A`)「…やっと見つけたぜ、ブーン。…いや『内藤』よ」

( ^ω^)「…僕を殺しにきたのかお?」

『内藤』と呼ばれた彼は、その陰嚢のような口を歪めた。

744 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:18:40.29 ID:2BdG5ps10
('A`)「…食事中悪いが…死んでもらうぜ」

( ^ω^)「わざわざ、ご苦労なこったお。
      相当アンタも暇人だおね」

内藤は皮肉を言いながら、不敵に微笑む。
赤く染まった口から、白い歯が覗いた。

('A`)「お前を殺せばもっと暇になるさ。
   7日間も休まずにお前を追い続けてたんだからな」

( ^ω^)「…まだ『あのこと』を恨んでいるのかお」

('A`)「…ッ」

あのこと、という言葉に男は突然、反応する。
表情こそは変わらないが、その眼光は陰り始める。

('A`)「…ツンのことか。
   …アイツを殺したことは無罪だ…だが…」

男の口調は静かなものだったが、
その低い声は、次第に怒気のようなものを帯び始める。

745 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:19:41.35 ID:2BdG5ps10
('A`)「俺を怒らせた罪で死刑だッ!!」

そして、叫吼と同時に、男は彼の方へと駆け出した。

('A`)「オオオオオオッツ!!」

男の手に握られているのは短刀。
男は切先を真直に前に向け、三度、地を蹴り、
一瞬にして間合いを詰める。
その速度は、人間の限界を遥かに凌駕していた。

(;^ω^)「ッ!!」

白い金属光が、空気を裂く。

つうっ、
と、彼の頬に赤い筋が走った。
彼も同時に首を横に逸らし、直撃を避けたが、
雷光のような速度に完全には回避することが出来なかった。

('A`)「ツアッ!!」

隙間無く、男は再び短刀を突き立てる。
喉元を目掛けて、電光石火の如く一閃が襲い掛かる。
その速度は反応する隙を与えない。
刃先は次の瞬間、彼の喉仏に接触する。

746 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:20:31.04 ID:2BdG5ps10
―――が、
刃は彼の首を貫いていなかった。
首元と切先の隙間には、黒い塊があった。

それは黒光りした三角形の板。
彼の喉の代わりにそれが突き刺さっていた。



('A`)「…コッ…コンニャクだとッ!!」

そう、コンニャクだ。
二等辺直角三角形のコンニャクが、男の刃を防いでいたのだ。

('A`)「クッ…」

男は刃を引くと、後に跳ね、瞬時に間合いを取る。
そして警戒するように、短刀を持った手を真直に伸ばし、構える。

( ^ω^)「おっおっ。さっきまでの勢いはどうしたんだお?」

彼は、男を小馬鹿にするようにコンニャクを頭上に掲げる。

747 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:21:25.44 ID:2BdG5ps10
('A`;)「…お前…まさか…」

( ^ω^)「…そうだお。僕は最強の『おでん』の力を手に入れたんだお」

彼はなおも続ける。

( ^ω^)「この『能力』を手にした瞬間…僕の中の何かが弾けたんだお。
      決して、表に出してはいけない欲望…
      それを誰にも邪魔されずに、実現できるんだお」
      
('A`;)「…そのコンニャクで…ツンを…手にかけたのか?」

元来、嘲っているような彼の表情は、さらに醜く歪んだ。

(  ω )「くっくっくっ…」

( ゚ω゚)「ハーッハッハッハッ!!!!!
      いつも僕を馬鹿にしていた女を、この手で!!
      このコンニャクで!!切り刻んでやったんだお!!」

('A`;)「…ッ…!!」

男の背筋に、冷たい、ぞくりとするような感覚が疾る。


748 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:22:16.90 ID:2BdG5ps10
( ゚ω゚)「そして、ドクオ!!お前もコンニャクの錆にしてやるおっ!!」

そして叫びと共に彼の身体から、圧力とも殺気とも呼べる、
肌を刺すような空気が放たれた。

( ゚ω゚)「『OVER ZENITH』!!」

('A`;)「!!」

音を立てて、大地に亀裂が走った。
それは次第に大きくなり、地裂が彼の足元から、男の足元に伸びる。

('A`;)「くうっ!!」

まずい。

男は直感的にそう思った。
さらに数メートル後に飛び跳ね、さらに彼との間隔を取った。
そして再び、重心を低く落とし、刃を握る腕を伸ばして、構える。

750 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:23:15.10 ID:2BdG5ps10
('A`;)「なん…だ…と」

次に男が見たもの。
それは、彼の手に握られた巨大化したコンニャクだった。
先程、数センチ角だった黒い塊が、
彼の半身ほどの大きさに変化していたのである。

( ゚ω゚)「これが、8thウェポン、『コンニャク』の開放した姿だおッ!!」

その形は異常なものであった。
例えるならば、学校で教師が使うような、取っ手の付いた巨大な三角定規。
それは、奇妙な形状も相まって、一層禍々しく見える。

('A`)「…くっ…」

落ち着け。
敵の能力を見極めるんだ。
男の経験はそう語りかける。

751 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:23:54.72 ID:2BdG5ps10
彼の持つウェポン、『コンニャク』。
角は鋭く、突き刺すことも可能であるが、そのリーチは短い。
一般的に、武器として振り回すには扱いにくい形である。
むしろ注意するべきは、先程彼の短刀を防いだ、防御力。
その性質を利用した、いわゆる、盾の性質を持ったものだ。と男は判断する。

('A`)「…ならばッ!!」

声と同時に男は、足を前に踏み出した。
地を縮めるような、高速の疾走。
それは最初に飛び込んだ時よりもさらに、速い。

('A`)「オオオオオオオオッ!!!」

その勢いを殺さぬまま、男は短刀で彼を貫かんとする。

( ゚ω゚)「アアアアアアアアアッ!!!」

男に応えるように、彼も『コンニャク』を盾の如く前に構えた。



そして、刃と黒い塊は接触する。

753 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:24:40.04 ID:2BdG5ps10
―――はずだった。

突き立てられたはずの、刀身が消えた。
いや、消えたのではない。
男は接触の瞬間に、素早く腕を引いていたのだ。

('A`)「オオオッ!!!」

次の瞬間、男は大きく屈み込み、盾の下を潜り抜ける。

渾身の一撃と見せかけた突進。
それは、フェイントだった。
敢えて相手の意識を一点に集中させ、
別の角度から剥き出しの身体を攻撃する。
短刀の長所を利用した、男の見事な戦略だった。

男は突き上げるように、短刀を握り締める。
刃は猛獣の牙の如く、彼に襲い掛かる。
防御のみに集中していた彼に、回避をする余裕は無い。
その切先は、彼の腹を貫通しようとしていた。


( ゚ω゚)「―――ッ」

754 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:25:42.59 ID:2BdG5ps10
( ゚ω゚)「………」

('A`)「………」




( ゚ω゚)「…ふう…危なかったお」

しかし、次の瞬間、内藤は悠々と立ち尽くしていた。

('A`;)「…くっ…」

それとは対照的に、男はその横で息を荒げていた。

('A`;)「…しくじった…か」

男は短刀を持っていないほうの手で、脇腹を押さえていた。
指の隙間からは、赤い液体が漏れ出している。

('A`;)「まさか…『伸びる』とはな」

男の視線の先では、地面に『コンニャク』の鋭角が突き刺さっていた。
盾状だったそれの下部が、不自然に伸び、地面を貫いたのである。

756 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:26:43.95 ID:2BdG5ps10
( ゚ω゚)「これが、僕の『コンニャク』の能力、『形状の伸縮』だお」

('A`;)「…ちっ」

男はそれを聞き、小さく舌打ちする。

内藤のウェポン『コンニャク』。
盾状の形から、攻撃よりも防御に特化している。
しかし、その読みこそが誤算であった。

攻撃には不向きな形状でも、
角を伸縮させることにより、斬撃や突撃が可能になる。
その性質を利用して、彼は刺される瞬間に、
盾の鋭角を下に伸ばして、ギロチン状に男の脇腹を貫いたのであった。

('A`;)「…かなり厄介な能力だな」

それは、男の不利を示していた。
伸縮自在の能力は、盾の面積を広げることで防御範囲が大きくする。
さらに攻撃面でも、短〜中距離の攻撃が可能となる。
攻防一体の性質は、あらゆる種類の武器にも対応できるのだ。

758 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:28:01.29 ID:2BdG5ps10
('A`)「ならば…この刀は必要ないな」

男は握っていた短刀を投げ捨てた。
敵のウェポンの性質が分かった以上、
それによる攻撃が不可能と感じたからだ。

('A`)「…こちらも、コレを使わせてもらうぜ」

そして、彼はトレンチコートのポケットをまさぐり、
茶色い棒のようなものを取り出した。
筒状のそれからは、液体のようなものが滴り落ちている。

(;゚ω゚)「そっ…それは…まさか!!」

彼の手に握られた『それ』を見るや否や、
内藤の余裕だった表情が一変した。

そして、対照的に彼は不敵に笑いながら、静かに言った。


('A`)「そうさ。7thウェポン―――『ちくわ』だ」

759 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:28:42.64 ID:2BdG5ps10
('A`)「『OVER ZENITH』ッ!!」

男は高らかに叫んだ。
『それ』は、黄金に輝きを放ち、周りの暗闇を一瞬にして掻き消した。

(;゚ω゚)「うおっまぶしっ!!」

内藤は、思わず目を覆う。
『ちくわ』から迸る、光の眩しさのせいであったが、
同時に、突風が男の身体から発せられたからでもあった。

一帯には激しく砂嵐が巻き起こる。
浮かび上がる黄砂は、光を乱反射し、渦を巻く。
その現象は狭い路地に、神々しい景色を生み出した。

(;゚ω゚)「ううっ……」

そして、彼が再び目を開けた時、周りの空間は平穏を取り戻してつつあった。
唯一、煙のような砂埃が浮かび上がっているだけである。
そして、その奥には、一つの人影が浮かんでいた。


「待たせたな」

760 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:29:18.20 ID:2BdG5ps10
('A`)「…これで、対等だ」

次に彼の目に飛び込んできたのは、黒ずくめの男の姿だった。
その両手には、男の背丈よりも長い、棒状のものが握られている。

('A`)「さあ…続きをやろう」

男は棒の先を、内藤に向けて構えながら言った。

(;゚ω゚)「………」

男の手に握られているもの、それは、一直線に伸びた『ちくわ』であった。
武器に例えるならば棍の形状に近い。

(;゚ω゚)「まさか…アンタもウェポン使いだったとは知らなかったお…
     それは…どこで手に入れたんだお?」

('A`)「…『ローソン』で70円で購入した。今、セール中で安くなっている」

男は、驚く彼に平然と答えた。
ローソンでは、稀におでんが70円均一で安くなるのでお買い得である。

762 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:30:03.19 ID:2BdG5ps10
('A`)「…御託はいい。こちらから行くぞ」

男は、言葉と同時に、前のアスファルトを思い切り踏んだ。
踏んだその瞬間、足元に亀裂が生じるほどの、強い踏み込みだった。
勢いは、鋭い打突へと代わり、内藤に襲い掛かる。

(;゚ω゚)「…クッ!!」

慌てて、それを『コンニャク』が防ぐ。
先程とは違った鈍い衝撃が、彼の手に響く。

(;゚ω゚)「それがどうしたって言うんだお!!
     僕の『コンニャク』はウェポン中、最強の防御力だおッ!!
     そんなもんでは、僕を殺せないおッ!!」

('A`)「ならば、これならどうだ」

男は一瞬のうちに、無数の突きを繰り出していく。
その猛攻は、打突の雨の如く、内藤に降り掛かる。

(;゚ω゚)「…ッ…」

彼は、その猛攻を防ぐだけで精一杯であった。
しかし、『コンニャク』の体積を広げることで、一撃一撃確実に防御していた。

763 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:30:30.79 ID:2BdG5ps10
( ゚ω゚)「無駄だお!!一撃も僕に当たっていないお!!
      それにアンタの攻撃は軽すぎるおッ!!」

('A`)「………」

彼の言うとおり、攻撃速度自体は素早いものの、
その強固な防御力を崩すことはできなかった。

('A`)「…『突き』が駄目なら…」

それを察したのか、男は棍を引き、大きく『振り上げる』。
『ちくわ』は大円を描き、風を切って唸る。

( ゚ω゚)「コレを待っていたおッ!!」

内藤はそれを待ち構えていたかのように、
高く、盾を頭上に掲げた。

( ゚ω゚)「『コンニャク』よッ!!伸びるおッ!!」

彼が吼えた瞬間、三つの角は一瞬にして鋭くなる。
男の持つ棍ほどの長さにまで角を伸ばしながら、
一瞬にして、盾は形を変え、刃長の手裏剣状に変化した。

765 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:31:06.90 ID:2BdG5ps10
('A`)「オオオッ!!!」

男は、襲い掛かってくる『コンニャク』の一角を払う。
だが、次の瞬間には別の角が襲い掛かる。
彼は半回転しながら、棍の反対側でそれを弾く。

払う。
回る。
払う。
回る。

その一定のリズムで、棍と手裏剣は、歯車の如く、
互いを往なしながら回転する。
二人の身体も、それに合わせて回転する。

次第に回転の速度は上がり、
両者は独楽のように、火花を放ち、互いを弾き合う。
二対の独楽は次第にその勢いを増し、二対の竜巻へと変化する。

勢いに伴い、火花は電撃へと変化する。
それは一面に激しいエネルギーが放出する。

やがて、二つの雷線は形を帯び、鮮明なものになった。

766 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:31:39.76 ID:2BdG5ps10
それは、二匹の雷獣であった。


二対の竜巻を挟み、彼らは互いに低い唸り声を上げ、睨み合っている。
視線を衝突させるだけで、辺りのビル街が弾け飛ぶ。
そんな、迫力すら持っているようであった。


同時だった。


二匹は、大きく口を開き牙を剥き、突進した。
一歩、駆ける度に、ビルの壁を裂くほどの勢いだった。
加速が大きくなる毎に、彼らの姿はさらに形を帯びた。

それは、筋や体毛の一本一本がの動きが、
見分けられるかのように鮮明である。

そして、衝突点に達した瞬間、


二匹の牙は交錯する―――

768 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:32:30.45 ID:2BdG5ps10
('A`)「………」

( ゚ω゚)「………」

再び、二者は無言で対峙していた。
半径数百メートルを廃墟と化す程の爆発が起こったにも関わらず、
彼らは無傷だった。

( ゚ω゚)「…互角…だお」

先に口を開いたのは内藤であった。

('A`)「…互角…か」

男は、一間置いた後に、小さく答えた。

('A`)「フッ……」

そして、男は嘲う。

('A`)「もう、勝負は付いている…」

( ゚ω゚)「…?何を言って―――」

「『開放』」

769 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:32:59.70 ID:2BdG5ps10
次の瞬間だった。



(;゚ω゚)「―――ッ!!!!」

内藤の身体は一瞬、大きく浮き上がり、
その腕に握られた盾を中心に激しく旋回する。

('A`)「……吹っ飛べ」

そして、男の声と同時に、一気に後方へと吹き飛んだ。
地面と平行に、直線の軌道を描き、瓦礫の山に衝突する。

(;゚ω゚)「グハアッ!!!」

背中からその衝撃を受けた彼は、
大きく、口から鮮血を吐き出した。

彼は身体を痙攣させ、立ち上がることは無かった。
目は泳いでおり、四肢には力が入っていない。

そんな彼に、男はゆっくりと近づいて行く。

770 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:33:26.56 ID:2BdG5ps10

(;゚ω゚)「…ハアッ…ハアッ…
     …こ…れは…一体?」

薄れゆく内藤の視界には、黒い影が浮かんでいた。
彼自身、今何が起こったのかすら理解できないようであった。

('A`)「…俺のウェポン…『ちくわ』の能力だよ。
   『衝撃の蓄積』と『開放』…それが特殊能力だ」

(;゚ω゚)「な…何い?…では、僕の『コンニャク』に…
     ひたすら攻撃を加えていたのも…」

('A`)「…そうだ。お前のウェポンを破壊するのは不可能。
   だが、衝撃を蓄積することで『吹き飛ばす』ことなら可能だった」

(;゚ω゚)「…ぐっ…では…こうなることを見越して…」

('A`)「まあ、そういうこった。お前のウェポン『コンニャク』の能力も、
    中々厄介だったが、お前は使い方を間違えた」

(;゚ω゚)「…それは、一体…何なんだお…」

彼は、最後の力を振り絞り、男に訊いた。

771 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:33:55.46 ID:2BdG5ps10
('A`)「『コンニャク』は盾にする為でも、攻撃する為でも、
   ましてや、喰うためにも存在しているわけではない。
   『コンニャク』の本当の使い方は―――」

そして、男は続けた。

('A`)「―――『レイプ』する為に存在するッ!!!」

(;゚ω゚)「…僕の…敗因は…それだったのかお…」

内藤は、視線を男から背けて、言った。
その口調は、どこか後悔の念を含めているようであった。

('A`)「…そうだな。
   …さて…止めの時間だ。…言い残したことはあるか?」

男は、『ちくわ』の先を内藤に向けながら訊いた。

(;゚ω゚)「僕は―――」

772 名前:580[] 投稿日:2007/02/03(土) 13:35:06.51 ID:2BdG5ps10
「野菜を『レイプ』する方が好きなんだお―――」


その言葉と同時に男は、彼のウェポン、『ちくわ』を、
内藤の、下の睾丸に思い切り、力の限り、突き立てた。
アソコが――パンッ――ってなった。

それを最後に、内藤は絶命した。

('A`)「戦いの後のお茶がうめぇ…」

「貴様が…7thウェポン『ちくわ』の使い手か?」

ペットボトルの茶を飲む男の背後から、不意に声が掛かる。

('A`)「…お前は?」
  _
( ゚∀゚)「俺か?俺は9thウェポン、『餅きんちゃく』の持ち主、
     ジョルジュっていうんだ。戦いの後に悪いが―――」



    「お前を殺す」

第7のウェポンを持つ男―――ドクオの戦いは終らない。
狂気の宴は始まったばかりであった。
14種の『おでん』の『具』を巡る、醜い争いは続く。

「('A`)ドクオがちくわで戦い抗うようです」〜エピローグ〜完。
第一話に続かない。



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