('A`)は仁義を貫くようです。


845 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:39.81 ID:XvDAoHhh0

関東全域を総括する極道組織。稜板会。
多くの極道者達が身を置くこの会に、数日前一つの事件が起きていた。

('A`) 「……久しぶりだな」

稜板会荒巻組組長。荒巻龍三郎。
人望の厚い穏健な人物が、数日前殺害されたのだ。

('A`) 「親父の仇……討たせてもらうぜ」

荒巻組若頭。ドクオ。
彼は亡き組長の復讐をするため、一つの組事務所を訪れていた。

('A`) 「長岡の兄貴。アンタが親父を殺したんだろう?」

彼の目の前には、意地汚く笑う男の姿がある。
扱けた頬に長い髪を垂れ流した男は、ドクオの問いに笑みを向ける。

( ゚∀゚) 「そや。俺が殺した」

長岡は静かに言い切ると、懐からドスを取り出した。



846 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:54.41 ID:XvDAoHhh0


( ゚∀゚) 「せやけどな。これは仕方が無かったんや」

長岡は立ち上がりながら言う。
右手に構えたドスを、高らかに振り上げながら。

( ゚∀゚) 「稜板会の関西進出に……あの親父は邪魔やったんや」

荒巻は争いを好まない。穏健派だった。
実力者である彼の一言で、稜板会は関西への進出を渋っていたのだ。

('A`)  「だから……殺したって言うのか?」
( ゚∀゚) 「その通りや」

ドクオは勢い良くに拳を振り上げた。
それを見切った長岡は、拳より先にドスの柄をドクオの腹に打ち込む。

(;'A`)  「ッガ………」
( ゚∀゚) 「甘すぎるでぇ。ドクオ」

退いたドクオの眼前にドスの刃が迫る。
瞬間伏せてそれを回避したドクオは、足を屈伸させたまま飛び跳ねた。


847 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:05.71 ID:XvDAoHhh0


('A`) 「甘いのは……お前だ!!」

長岡の懐に飛び込んだドクオは、そのまま拳を打ち込んだ。
小さな嗚咽が長岡の口から漏れたが、その声は次第に怒りへと変わる。

(#゚∀゚) 「はん。やってくれるやないか!!」

ドスの刃が背を突き破る。
劈くような激痛が背中を、いや全身を駆け抜け、ドクオは伏せた。

(#゚∀゚) 「あの穏健ジジイと同じように……お前も死ね!!」

再びドスが振り下ろされる。
だが、それがドクオの背中を突き破る事は無かった。

848 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:19.70 ID:XvDAoHhh0


(´・ω・`) 「アンタのそれには仁義ってもんがねぇ」

長岡の右手を押さえつけた男は、静かに呟いた。
ふと見ると、組事務所には大勢の男達が駆けつけている。

(´・ω・`) 「稜板会の未来の為に……死ぬのはお前だな」

男達は銃を構える。
苦虫を噛み潰したような目で睨む長岡を尻目に、一人の男は言い放った。

(#^ω^) 「おじきの仇じゃああ!! 」

荒巻組だけでは無い。その他の組員達もそこにはいた。
彼等は一斉に引き金を引くと、長岡の体を蜂の巣にしていった。

(´・ω・`) 「大丈夫か?」

ドクオの顔を覗き込んだ男は、心配気に言う。
力なく笑ったドクオは、自力で立ち上がった。

('A`) 「馬鹿野郎。背中突かれて無事な筈ねぇだろう」

男はニヤリと笑うと、懐から一枚の手紙を取り出した。
そこには稜板会の願いと共に、ドクオの組長昇格が記されていたそうな。845 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:39.81 ID:XvDAoHhh0

関東全域を総括する極道組織。稜板会。
多くの極道者達が身を置くこの会に、数日前一つの事件が起きていた。

('A`) 「……久しぶりだな」

稜板会荒巻組組長。荒巻龍三郎。
人望の厚い穏健な人物が、数日前殺害されたのだ。

('A`) 「親父の仇……討たせてもらうぜ」

荒巻組若頭。ドクオ。
彼は亡き組長の復讐をするため、一つの組事務所を訪れていた。

('A`) 「長岡の兄貴。アンタが親父を殺したんだろう?」

彼の目の前には、意地汚く笑う男の姿がある。
扱けた頬に長い髪を垂れ流した男は、ドクオの問いに笑みを向ける。

( ゚∀゚) 「そや。俺が殺した」

長岡は静かに言い切ると、懐からドスを取り出した。



846 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:54.41 ID:XvDAoHhh0


( ゚∀゚) 「せやけどな。これは仕方が無かったんや」

長岡は立ち上がりながら言う。
右手に構えたドスを、高らかに振り上げながら。

( ゚∀゚) 「稜板会の関西進出に……あの親父は邪魔やったんや」

荒巻は争いを好まない。穏健派だった。
実力者である彼の一言で、稜板会は関西への進出を渋っていたのだ。

('A`)  「だから……殺したって言うのか?」
( ゚∀゚) 「その通りや」

ドクオは勢い良くに拳を振り上げた。
それを見切った長岡は、拳より先にドスの柄をドクオの腹に打ち込む。

(;'A`)  「ッガ………」
( ゚∀゚) 「甘すぎるでぇ。ドクオ」

退いたドクオの眼前にドスの刃が迫る。
瞬間伏せてそれを回避したドクオは、足を屈伸させたまま飛び跳ねた。


847 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:05.71 ID:XvDAoHhh0


('A`) 「甘いのは……お前だ!!」

長岡の懐に飛び込んだドクオは、そのまま拳を打ち込んだ。
小さな嗚咽が長岡の口から漏れたが、その声は次第に怒りへと変わる。

(#゚∀゚) 「はん。やってくれるやないか!!」

ドスの刃が背を突き破る。
劈くような激痛が背中を、いや全身を駆け抜け、ドクオは伏せた。

(#゚∀゚) 「あの穏健ジジイと同じように……お前も死ね!!」

再びドスが振り下ろされる。
だが、それがドクオの背中を突き破る事は無かった。

848 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:19.70 ID:XvDAoHhh0


(´・ω・`) 「アンタのそれには仁義ってもんがねぇ」

長岡の右手を押さえつけた男は、静かに呟いた。
ふと見ると、組事務所には大勢の男達が駆けつけている。

(´・ω・`) 「稜板会の未来の為に……死ぬのはお前だな」

男達は銃を構える。
苦虫を噛み潰したような目で睨む長岡を尻目に、一人の男は言い放った。

(#^ω^) 「おじきの仇じゃああ!! 」

荒巻組だけでは無い。その他の組員達もそこにはいた。
彼等は一斉に引き金を引くと、長岡の体を蜂の巣にしていった。

(´・ω・`) 「大丈夫か?」

ドクオの顔を覗き込んだ男は、心配気に言う。
力なく笑ったドクオは、自力で立ち上がった。

('A`) 「馬鹿野郎。背中突かれて無事な筈ねぇだろう」

男はニヤリと笑うと、懐から一枚の手紙を取り出した。
そこには稜板会の願いと共に、ドクオの組長昇格が記されていたそうな。845 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:39.81 ID:XvDAoHhh0

関東全域を総括する極道組織。稜板会。
多くの極道者達が身を置くこの会に、数日前一つの事件が起きていた。

('A`) 「……久しぶりだな」

稜板会荒巻組組長。荒巻龍三郎。
人望の厚い穏健な人物が、数日前殺害されたのだ。

('A`) 「親父の仇……討たせてもらうぜ」

荒巻組若頭。ドクオ。
彼は亡き組長の復讐をするため、一つの組事務所を訪れていた。

('A`) 「長岡の兄貴。アンタが親父を殺したんだろう?」

彼の目の前には、意地汚く笑う男の姿がある。
扱けた頬に長い髪を垂れ流した男は、ドクオの問いに笑みを向ける。

( ゚∀゚) 「そや。俺が殺した」

長岡は静かに言い切ると、懐からドスを取り出した。



846 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:54.41 ID:XvDAoHhh0


( ゚∀゚) 「せやけどな。これは仕方が無かったんや」

長岡は立ち上がりながら言う。
右手に構えたドスを、高らかに振り上げながら。

( ゚∀゚) 「稜板会の関西進出に……あの親父は邪魔やったんや」

荒巻は争いを好まない。穏健派だった。
実力者である彼の一言で、稜板会は関西への進出を渋っていたのだ。

('A`)  「だから……殺したって言うのか?」
( ゚∀゚) 「その通りや」

ドクオは勢い良くに拳を振り上げた。
それを見切った長岡は、拳より先にドスの柄をドクオの腹に打ち込む。

(;'A`)  「ッガ………」
( ゚∀゚) 「甘すぎるでぇ。ドクオ」

退いたドクオの眼前にドスの刃が迫る。
瞬間伏せてそれを回避したドクオは、足を屈伸させたまま飛び跳ねた。


847 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:05.71 ID:XvDAoHhh0


('A`) 「甘いのは……お前だ!!」

長岡の懐に飛び込んだドクオは、そのまま拳を打ち込んだ。
小さな嗚咽が長岡の口から漏れたが、その声は次第に怒りへと変わる。

(#゚∀゚) 「はん。やってくれるやないか!!」

ドスの刃が背を突き破る。
劈くような激痛が背中を、いや全身を駆け抜け、ドクオは伏せた。

(#゚∀゚) 「あの穏健ジジイと同じように……お前も死ね!!」

再びドスが振り下ろされる。
だが、それがドクオの背中を突き破る事は無かった。

848 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:19.70 ID:XvDAoHhh0


(´・ω・`) 「アンタのそれには仁義ってもんがねぇ」

長岡の右手を押さえつけた男は、静かに呟いた。
ふと見ると、組事務所には大勢の男達が駆けつけている。

(´・ω・`) 「稜板会の未来の為に……死ぬのはお前だな」

男達は銃を構える。
苦虫を噛み潰したような目で睨む長岡を尻目に、一人の男は言い放った。

(#^ω^) 「おじきの仇じゃああ!! 」

荒巻組だけでは無い。その他の組員達もそこにはいた。
彼等は一斉に引き金を引くと、長岡の体を蜂の巣にしていった。

(´・ω・`) 「大丈夫か?」

ドクオの顔を覗き込んだ男は、心配気に言う。
力なく笑ったドクオは、自力で立ち上がった。

('A`) 「馬鹿野郎。背中突かれて無事な筈ねぇだろう」

男はニヤリと笑うと、懐から一枚の手紙を取り出した。
そこには稜板会の願いと共に、ドクオの組長昇格が記されていたそうな。845 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:39.81 ID:XvDAoHhh0

関東全域を総括する極道組織。稜板会。
多くの極道者達が身を置くこの会に、数日前一つの事件が起きていた。

('A`) 「……久しぶりだな」

稜板会荒巻組組長。荒巻龍三郎。
人望の厚い穏健な人物が、数日前殺害されたのだ。

('A`) 「親父の仇……討たせてもらうぜ」

荒巻組若頭。ドクオ。
彼は亡き組長の復讐をするため、一つの組事務所を訪れていた。

('A`) 「長岡の兄貴。アンタが親父を殺したんだろう?」

彼の目の前には、意地汚く笑う男の姿がある。
扱けた頬に長い髪を垂れ流した男は、ドクオの問いに笑みを向ける。

( ゚∀゚) 「そや。俺が殺した」

長岡は静かに言い切ると、懐からドスを取り出した。



846 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:52:54.41 ID:XvDAoHhh0


( ゚∀゚) 「せやけどな。これは仕方が無かったんや」

長岡は立ち上がりながら言う。
右手に構えたドスを、高らかに振り上げながら。

( ゚∀゚) 「稜板会の関西進出に……あの親父は邪魔やったんや」

荒巻は争いを好まない。穏健派だった。
実力者である彼の一言で、稜板会は関西への進出を渋っていたのだ。

('A`)  「だから……殺したって言うのか?」
( ゚∀゚) 「その通りや」

ドクオは勢い良くに拳を振り上げた。
それを見切った長岡は、拳より先にドスの柄をドクオの腹に打ち込む。

(;'A`)  「ッガ………」
( ゚∀゚) 「甘すぎるでぇ。ドクオ」

退いたドクオの眼前にドスの刃が迫る。
瞬間伏せてそれを回避したドクオは、足を屈伸させたまま飛び跳ねた。


847 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:05.71 ID:XvDAoHhh0


('A`) 「甘いのは……お前だ!!」

長岡の懐に飛び込んだドクオは、そのまま拳を打ち込んだ。
小さな嗚咽が長岡の口から漏れたが、その声は次第に怒りへと変わる。

(#゚∀゚) 「はん。やってくれるやないか!!」

ドスの刃が背を突き破る。
劈くような激痛が背中を、いや全身を駆け抜け、ドクオは伏せた。

(#゚∀゚) 「あの穏健ジジイと同じように……お前も死ね!!」

再びドスが振り下ろされる。
だが、それがドクオの背中を突き破る事は無かった。

848 名前:('A`)は仁義を貫くようです。[] 投稿日:2007/01/28(日) 22:53:19.70 ID:XvDAoHhh0


(´・ω・`) 「アンタのそれには仁義ってもんがねぇ」

長岡の右手を押さえつけた男は、静かに呟いた。
ふと見ると、組事務所には大勢の男達が駆けつけている。

(´・ω・`) 「稜板会の未来の為に……死ぬのはお前だな」

男達は銃を構える。
苦虫を噛み潰したような目で睨む長岡を尻目に、一人の男は言い放った。

(#^ω^) 「おじきの仇じゃああ!! 」

荒巻組だけでは無い。その他の組員達もそこにはいた。
彼等は一斉に引き金を引くと、長岡の体を蜂の巣にしていった。

(´・ω・`) 「大丈夫か?」

ドクオの顔を覗き込んだ男は、心配気に言う。
力なく笑ったドクオは、自力で立ち上がった。

('A`) 「馬鹿野郎。背中突かれて無事な筈ねぇだろう」

男はニヤリと笑うと、懐から一枚の手紙を取り出した。
そこには稜板会の願いと共に、ドクオの組長昇格が記されていたそうな。











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