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('A`)は七難八苦を乗り越えるようです



252 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 11:56:28.86 ID:a326mnd5O
時は西暦15XX年
場所は、日本の国

―出雲の古豪尼子氏は、新宮事件という内乱を機に凋落の一途をたどっていた―
―山口の大内氏を破った、安芸の毛利家に、領地を次々と削られていたのだ―

('A`)「…………」
早朝…………
出雲大槌山、山中───
大振り十文字槍を脇に抱えたこの青年
('A`)「……月よ」
名を、山中独御幸盛(やまなかどくおゆきもり)という。

('A`)「我に七難八苦を──」
∬*゚ー゚)「こんなところに居たのですね、鹿之助!」
('A`)「……はぁ」

軽装で、ともすれば町娘とも間違いそうなこの娘。
尼子家の姫、朝霧姫である。
('A`)「姫、なぜかような所へ」
∬*゚ー゚)「二人の時はそれは無しって言ってるじゃないですか」
('A`)「……あさぎ。ンな山ん中まで何しに来た。鉢屋衆の連中から殿に伝わるぞ」
身分は違ったが、彼等は竹馬の友だ。旧ジャンル「俺の幼馴染み」というやつだ。
彼女だけは未だにドクオを幼名の鹿之助で呼ぶ。
∬*゚ー゚)「……いえ、ただ逢いたくて」
('A`)「………悪い。今、槍の修行中だ。帰
り道は危ないから、そこで見ててくれ」


253 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 11:59:25.83 ID:a326mnd5O
あさぎの気持ちに気付いているからこそ。
自分の気持ちにもわかってるからこそ。
ドクオは身分違いの気持ちを殺し、尼子家への忠誠心にしていた。

('A`)「ヒッフッハセイヤッテリャアッー!」
朝の冷たい夜気を切り裂く槍刃
ドクオは、主家に槍働きで尽すため日夜修行に励んでいた。
∬*゚ー゚)「…(やっぱり、私には…)」

昨日、父から、縁談を持ち掛けられた。
確に私も、そろそろ婚期にさしかかっている。
武家の娘だ、政略の道具になる事もいとわないつもり。
毛利家の隆元様の所へ行って和睦か、備前の浦上様の所に行って同盟を組むか。
でも行く前に、鹿之助に……
∬*゚ー゚)「好きって、伝えな─」
〃ー,ー)「取り込み中申し訳ありません」
∬*゚ー゚)「きゃあっ!?」
('A`)「!?ッ、あさぎ!」

ヒュカカッ!!
ドクオは瞬時に、小苦無を投げつけた、が。そこにあるのは丸太。
('A`)「……変わり身の術、鉢屋か」
〃ー,ー)「いかにも。鉢屋衆がくノ一、豹にございます」
鉢屋衆は尼子家の裏を支える忍者集団だ。連絡役もこなす。
〃ー,ー)「用件を伝えます。大殿が倒れられました」
('A`;)∬;゚ー゚)「!!」

この時はまだ当主、晴久の死が尼子家滅亡の決定的要因になるとは思いもしなかった。

('A`)は七難八苦を乗り越えるようです



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