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( ^ω^)は毒見役になるようです


240 名前:( ^ω^)は毒見役になるようです[] 投稿日:2007/01/21(日) 22:06:40.87 ID:NmnsSxVj0
ある日、ある朝招かれて知る
彼に仕事が与えられることに。

さらに知る
彼の父がもうこの世にいないことに……

泣くことは許されず嘆くことも叶わない。
それは宿命であり仕方の無いことなのだ

ホライゾン家は代々ドヴァ帝国の毒見役を務める家系
だから、ブーンも城に招かれる……

(#゚;;-゚)「帝王様があなたにお話したいことがあるそうです。前に出なさい」

宮廷のお役人は場の雰囲気を崩さないようにそういった
ここは帝国の城のなか、帝王の寝室。
ブーンはおずおずと前にでて膝をつく

華々しく着飾った国のお役人が、恭しく頭をたれるその人こそ、この国の王
豪奢な寝台に体を横たわらせながらの任命は、彼が重い病を抱えていることがわかる
顔色は悪く、体を動かそうとしない。いや、動くならばとっくに自分の体を起こしているだろう
ブーンも噂は聞いていた。
現在、国は荒れていて、王を蔑ろにしている……。と、こんな話が城下町で流れるほど
そして事件が起こったらしい。帝王は何者かが盛った毒に倒れたのだ
そしてその事件で死んだのは一人の毒見役……ブーンの父親だ

/ ,' 3 「第六代の毒見役、西川ホライゾンよ。君が男なら……剣を持つものなら私に忠誠を誓ってくれ」

彼に対するブーンは言う


241 名前:( ^ω^)は毒見役になるようです[] 投稿日:2007/01/21(日) 22:09:10.29 ID:NmnsSxVj0
( ^ω^)「私はあなたの騎士にはなれません。なぜなら私は剣を持つ役ではないからですお」

ブーンは少し震えた声、それでも否定して続ける

( ^ω^)「私は毒見役。なれるなら、国王様の銀食器になりたい」

銀食器とは毒を判定する物。

/ ,' 3 「銀食器……か。ハッハッハ……すこし、遅かったかな?」

小さくか細い帝王の声。その声は何に毒されたのか?
それは知ることはできない。
顔を近づけろと帝王は言った
ブーンは顔を寄せ、聞く


242 名前:閉鎖まであと 1日と 22時間[] 投稿日:2007/01/21(日) 22:09:28.71 ID:mr5LvlAQO
( ^ω^)だが断る

243 名前:( ^ω^)は毒見役になるようです[] 投稿日:2007/01/21(日) 22:10:51.55 ID:NmnsSxVj0
( ^ω^)「そ、そんなことはありませんお! あなたはまだ……」

/ ,' 3 「よいよ。もう分かっている。だからこそ君に頼みたいことがある」

( ^ω^)「いえ、そんなことは……それに、一介の毒見役である私にですかお?」

末期を感じさせる言葉だが、少なくとも意思がこもっている

/ ,' 3 「ホライゾンよ。君も父のあだを討ちたいだろう。だから君にお願いする。私と、君の父親を毒に犯したものを探し出して欲しい」

( ^ω^)「帝王様の言葉なら喜んで。でも自力で探し出すつもりでしたお〜」

ちょうどその時、二人は血の通い合った親子のように二人は笑い、そして険しく眼を吊り上げる

/ ,' 3 「ちょうど良かったよ、私も帝王と言えど人だから。恨みというものがある。私に毒を盛ったやつを引っ張り出して殺したい」

( ^ω^)「それなら僕だって人ですお。だからこそ憎い。父に毒を盛ったやつを引っ張り出して殺したい」

/ ,' 3 「誓おうか? ここで神に」

( ^ω^)「喜んで」

/ ,' 3 「私は私を毒したものを許さない。誓おうではないか」
( ^ω^)「私は父を毒したものを許さない。それと同時に帝王様を毒したものを許さない。ここに誓いますお〜」

えらくドスの聞いた声で二人は誓い合った
この誓いはやがて地に落ちた水滴のごとく染み渡り、やがて帝国の毒を浮き上がらせていく
そのさまはまるで、毒に触れた銀の食器のように……

( ^ω^)は毒見役になったようです



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