×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


( ^ω^)ブーンにはアニマがないようです



755 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:04:55.48 ID:P/H3uEw+O
プロロ―グ

陰謀……戦争……
そして、つかの間の平和。
決して戻ることのない、
小さな時間の積み重なり。
その中にあって生きるということ。
それぞれが一生を全うした後に、
初めて見えてくるもの―――「歴史」。
たとえ後世に名を残すことはなくとも、
それぞれが生きた真実は消えない。
冷徹にして絶対。
永遠に残される遺産……。



( ^ω^)ブーンにはアニマがないようです

757 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:12:20.80 ID:P/H3uEw+O
第一話 ―13世の悲劇―
〜1220年〜
視界に広がる緑一色の平原
それを埋めるように覆うたくさんの人々

※「怯むな!己を信じろ!ウッドストック!!」

※「敵の気迫に押されるな!勝機は我々フィニーにあり!火炎龍!!」

多くの怒声が飛び交う
此所は今まさに戦場の最中

それを見守る立派な着こなしをした男
この男は、今最も勢いのあるフィニー王国の王ギュスターヴ12世
戦状はギュスターヴ12世の力により優勢になっていた。

ギュスターヴ12世「よし、一気に畳み掛けろ!」

その掛け声に反応するよう揚がる声
そこへ一人の兵士が駆けて来る

※「陛下!申し上げます!お妃ソフィー様が無事、御出産でございます!」

ギュスターヴ12世「何!?男か女か?」

※「元気な御世継ぎにございます!」

ギュスターヴ12世「でかしたぞ、ソフィー!」

そう言うと、ギュスターヴ12世は腰に据えた剣を引き抜き天高く掲げる

759 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:15:22.62 ID:P/H3uEw+O
ギュスターヴ12世「命拾いしたな、オート侯。我が世継ぎに感謝するんだな」
ギュスターヴ12世「皆の者!引き上げだ!」

ギュスターヴ12世の声に反応したのかフィニー王国の兵士達は戦闘を止め引き下がってくる。

※「ギュスターヴ様万歳!」

※「御世継ぎ誕生万歳!」

颯爽と退いて行く兵士達を見てオート侯が口辛く言葉を放つ。

オート侯「どうしたというのだ!?敵前逃亡かギュスターヴめが!」

状況を飲み込めないオート侯に兵士達が駆け寄りながら叫ぶ。

※「オート侯様!どうやらギュスターヴに世継ぎが産まれたようです!」

オート侯「何!?辛くも助けられた形になったのか…」
オート侯「皆、引き上げだ!」

次こそは必ず討ち取る…
オート侯は引いていく戦場の熱を背にし呟いた。

762 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:19:25.72 ID:P/H3uEw+O
〜1227年〜
フィニー王国に生まれた新たな世継ぎギュスターヴ13世
厳格ながらも溺愛の父ギュスターヴ12世
誰にも深い慈愛で接する母ソフィ―
2歳年下で自分の側を離れない弟フィリップ
3歳の時に教育係りとして招かれて来た高名な術士シルマール

正に次期フィニーの王として何不自由ない暮らしを送っていた

そして7歳を迎えたこの年
フィニー王国にとって王位継承のための通過儀礼"ファイアブランドの儀式"が行われる
城内は儀式とパ―ティ―の準備でごった返していた

764 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:22:02.38 ID:P/H3uEw+O
ミ,,゚Д゚彡「これで…よしと!次は……」
フィリップ「フサギコ〜、何をしておるのだ?」
ミ,,゚Д゚彡「あれ?フィリップ坊ちゃん、まだ着替えておられないのですか?」
フィリップ「あの服は身体が痒くなるから嫌だ」
ミ,,゚Д゚彡「儀式が終わるまでの辛抱です。でないと私はフィニー王に怒られてしまいます」
フィリップ「分かった。で、儀式とは何なのだ?」
ミ,,゚Д゚彡「儀式とはフィニー王国に代々伝わるクヴェル"ファイアブランド"にアニマを込めて自分が王になるに充分な人と示すのですよ」
フィリップ「退屈そうだ」
ミ,,゚Д゚彡「そんな事言わず。はい、着替えましょう」

――しかし、周りの期待に反してギュスターヴ13世は儀式に失敗
これにフィニー王は驚愕、13世は不義の子として
お妃ソフィ―と共に王宮からの追放を言い渡す

師シルマールは2人の安否を気遣い、自身の故郷フィニー王国から遠く離れた西南に位置するグリュ―ゲルへと亡命させる

まだ7歳のギュスターヴにのし掛かる重圧
それは時を重ねるにつれ、彼を容赦なくねじ曲げていった

766 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:27:46.76 ID:P/H3uEw+O
第二話 ―運命の出会い―
( ^ω^)「おいーす!待たせたお」
('A`)「遅い!どんだけトイレ長いんだよ」
( ^ω^)「サーセンwww色々あって遅くなったおw」
('A`)「もしかしてブーン…、オry」

――ブ―ンと呼ばれた少年。名はホライゾン。
彼は生まれながらにしてアニマを持たない術不能者。
術不能者とはアニマが弱すぎて力を引き出せない者の事だが。
彼は、アニマ自体を持っていないという極めてレアな体質だった。
万物に備わっていて当たり前のアニマがない。
その事により、父は生まれると同時に家を出る。
母は独り身で苦労が絶えなかった為か病にかかり、幼い頃に死別した。
以来、孤児院に身を寄せる。

767 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/11(日) 20:28:46.81 ID:P/H3uEw+O
( ^ω^)「ドクオ、そんな事より行くお」
('A`)「いやいや、待たせたんだから。その色々とやらを教えろよ」

ドクオと呼ばれた少年。
彼は至って平凡な平民家庭に生まれた平民。
ただ一つ違ったのは彼のアニマは強力な事。
もし王族や貴族の家に生まれたなら周囲に多大な影響を与えていただろう。

二人は周りとは違う特異性のアニマの為か自然と惹かれあった

( ^ω^)「色々は色々だお。行くお」

ブーンはそう言うと両手を広げ走り出した。
ブーンという愛称は、この仕草からきている。

('A`)「相変わらずキメェwwww」




  ←戻る ↑home